お金を増やすための方法①と②で、家計簿をつけてお金の流れの把握ができ、貯蓄用口座の準備もできました。
『よし!貯蓄を始めるぞ!!』となっても、毎月いくら貯金しますか?
今回は『ステップ③ 貯金のゴールを決める』について解説したいと思います。
まずは貯金のゴールを決める
貯金を始める前に『何のために貯金をするのか』を決めます。
子供の教育費や住宅購入、海外旅行など、言い出したらきりがない!っていう方もいらっしゃるのではないですか?
それは結局、明確なゴールを作れていないんです。
ゴールがあるから、そこまで頑張れると思います。
もし、まだ貯蓄額が100万円以上ないという方は、まずは第1ゴールを設定しましょう。
おすすめは生活費の7.5か月分です。
この度の新型コロナウイルス感染症で、経済活動がストップしてしまって、家計に不安を持つ方もいらっしゃると思います。
今回のことだけでなく、病気やケガなどで収入が減ることも考えられます。
そのためにも、最低生活費の6か月分は貯えとして用意しておきましょう。
残りの1.5ヵ月分は、余裕資金として用意しておきます。
これは、家計再生コンサルタントとして活躍されてます、横山光昭も推奨されています。
【例えば、1か月の生活費が30万円の場合】
・病気など万が一の出費用
30×6=180万円
・いつでも使える余裕資金や緊急用
30×1.5=45万円
合計 225万円
第1目標をクリアできる頃には、貯金をする仕組みは確立されていると思います。
あとは、第2・3と目標を段階的に設定していきましょう。
毎月収入の何割を貯金すればいいのか
『7・2・1』の法則というものを、聞いたことがありますか?
収入に対して、70%で生活をして、20%を貯金する、10%を投資へというものです。
しかし、お子さんの成長につれてお金もかかりますし、そこまで余裕がないという方のほうが多いのではないでしょうか。
ファイナンシャルプランナー横山光昭さんのデータによると、お金を貯める仕組みを作れている方の平均貯金額は、収入に対して16.7%を貯金にまわせているそうです。
もちろん毎月のことですので、2割貯金して食べていけなくなったら困ります。
最初は1割でもいいので、とにかく仕組みを作りましょう。
後からでも、増額できますので!
一番のポイントは、『先取りした分は、なかったものとして生活すること』
この意識づけが大切です。
先取り貯金の方法は、こちらで紹介しています。
自動入金サービスなどを利用すれば機械的に先取りされるので、強制的な貯金になりますね。
堅実な貯金の仕組みを作ることができます。
もちろん自分で引き出して、貯蓄口座へ入金するようにしてもいいんです。
収入の7割で生活をすること
『収入が少ないから貯金ができないわけではない』と横山光昭さんはおっしゃいます。
そうなんですよね!
貯金をするための仕組みが作られてないんです。
単身者の方なら、収入が減ったら買い物を我慢したり、食費を減らしたりできますが、子育て世帯では簡単にはいかないですよね。
お金がないから、子供に食事を与えられないなんてことはできないですから!
そのためにも第1目標を達成に向けて、貯金を始めましょう。
家計簿を見直してみて下さい。
収入の何割で生活していますか?
7割以内で生活できていれば、しっかり2割貯金していきましょう。
残りの1割は余裕資金として、別に貯金しておきましょう。
もし7割をオーバーしているのなら、まずは家計簿を見直してみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考元:AERA Money〈貯金の基本〉
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