今回は、ちょっと違ったところからお金について考えようと思います。
お金持ちと貧乏には、脳の活用の仕方に違いがあるってご存じでしたか?
『東大卒の女性脳科学者が、金持ち脳のなり方、全部教えます。』という本を読みました。
テレビでもコメンテーターなどで活躍されてます、脳科学者の中野信子さんの著書です。
そこからお金持ち脳と貧乏脳の違いやお金持ち脳の育て方など、紹介したいと思います。
あなたはお金に愛される脳
あてはまるものに、チェックしてみて下さい。
★お金に愛される人
□交友範囲は幅広いです
□好奇心旺盛で新しいもの、話題のスポットが好き
□思いついたらとりあえず行動
□感謝は言葉ではなく、きっちり行動で示す
□「運がいいよね」とよく言われるし、自分でも思う
□早起きで朝方
◆お金に逃げられる人
□他人の意見に流されやすい
□人に合わせて頑張りすぎてしまう
□常に仕事に追われている
□優柔不断なのが悩み
□財布の中がカオスで、いくらはいっているか把握していない
□楽しいことは好きだけど、自分から探すのは面倒
どちらに多くチェックがありましたか?
人は脳の使い方にクセがあるんだそうです。
では、脳のクセとお金がどのように関係するのでしょう。
脳の働きの違い
脳内にはセロトニンという神経伝達物質があります。「幸せホルモン」といわれるものですね。
実は、貯蓄を得意とする人の脳は、このセロトニンの分泌が少ないので不安を感じてしまうそうです。
このセロトニンの分泌を調整しているたんぱく質の数は、遺伝的に決まっているのですが、日本人の97%のひとが、このたんぱく質の数が少ないのです。
タンス預金が多いのも、不安になりやすい脳のクセからはじまっているんですね。
まじめに働いて、貯蓄に励み、節約を心掛け個人資産を増やしていく、守りのスタイルでお金持ちになる人の脳ですね。
ちなみに、浪費してしまう人の脳もこのセロトニンが関係しています。
セロトニンが分泌されても、しっかり取り込まれず脳内に残ってしまうので、不安を感じにくくなっているそうです。
一方で、脳内に興奮的な作用をもたらすドーパミンが分泌されやすい人は、新しいものに対する好奇心が旺盛なので、ビジネスや投資に生かされて、大勝負に出ることができるでしょう。
ときには失敗しても、果敢にチャレンジを続けることで、成功をつかみ取る攻めのスタイルでお金持ちになる人の脳ですね。
しかしドーパミンの感受性が高い人は、ギャンブラー気質で浮き沈みが激しくなりやすい傾向があります。
お金持ち脳を育てるには
日本人に多い消極型でも、お金を貯めれない人は、石橋をたたいている間にチャンスを逃してしまっています。
スポーツやゲームなどで「勝つ喜び」を脳に覚えさせましょう。
よく「勝ち癖をつけろ」といわれるのも、脳のトレーニングになっていたんですね。
偶然が左右するものではなく、自分で知識や経験を積んで自信を持てるようにトレーニングしていきましょう。
小さな目標をたてて、それを達成する。その積み重ねが自身につながります。
夜はしっかり寝て、朝日を浴びる、適度な運動と食事。
そして、赤身の肉やレバー、マグロ、乳製品などトリプトファンとよばれるアミノ酸の摂取も、セロトニンの原料となりますので、積極的に摂りましょう。
逆に、ギャンブラー気質の人は、勝たない後出しジャンケンで、トレーニングしましょう。
他の人が先に出したあとで、その手にあえて負ける手を出す練習をしていくことで、
勝ちたいと思うジャンケンに負ける、「勝たない訓練」をして自制心や自己管理能力といった脳の機能を高めていきましょう。
自分の脳のクセ、傾向がわかったら、ぜひお金持ち脳のトレーニングをしてみて下さい。
もちろん2~3日で変わるものではありませんが、意識するだけでお金に対する行動が、かわってくるでしょう。
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